No.005 それは、何とも言えない風景だった。 ケイと肩を組み歩き始めると、また突然の灰色の世界があった。コウは勇気を出して(いやいやながら)ケイと歩みを進めると、いつの間にかだだっ広い草原の片隅に立っていた。 遠くには、山が峰を連ねている。草原…
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